スキンヘッドにヒョウ柄パンツ1丁の強烈なビジュアル。
そしてその屈強な体躯から想像もつかないユニークな動画で、光の戦士達を魅了し続けてやまない男、「トマホーク夢蔵」というプレイヤーをご存じだろうか?
バトルコンテンツや、生活コンテンツを普通に楽しんでいる一般プレイヤーの中の1人ではあるが、他のプレイヤーと比べてみると独特のプレイスタイルがある。
揺るぎない独自のスタイルを確立し、「トマホーク夢蔵」の楽しみ方でFFXIVを満喫する彼が、一体何を考え、感じ、エオルゼアの地を駆けて居るのか、本人にお話を聞いてみる事にした。
Tomahawk Yumezo
ゲームブログとネタ動画に勤しむ光の戦士。ヌルテカハイランダー。
ManaDCにて活躍中。「侍vs赤魔」「紅蓮のリベレーター アンオフィシャルトレーラー」など、ユニークな動画が海外の光の戦士の間でも注目を集めている。
元々は海外で活動していた夢蔵さんがハイランダーを選んだ理由。
──夢蔵さんってZENRA COMPANYというブログをやってらっしゃいますよね。
最初は海外美女とエタバンするのが目標だったと思うのですが、最近はどうですか?
エタバンは、できたのでしょうか?
以前は、「 be動詞すら知らない俺が海外美女とエタバンするまでの軌跡」というブログだったと思うのですが……。
ZENRA COMPANY
(旧: be動詞すら知らない俺が海外美女とエタバンするまでの軌跡)は、夢蔵 (@yumezo14) が運営するゲームブログです。FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア、This War of Mine、The Elder Scrolls V: Skyrimのプレイ日記です。
夢蔵:海外はいかつい人がもてるからとマッチョなハイランダーで活動してたのですが、調査を進めていくなかでミコッテ♂の方がモテるという検証結果に行き着いて計画が頓挫しました。
──海外でもミコッテ♂がモテるんですね。確かにマッチョがモテるというイメージがありますが。
夢蔵:そうなんですよね。ただハイランダーについて分かった事がひとつあって、8割がパンツ1丁にウェスタンハットみたいなのかぶってるんですよ。
──個人的な意見で恐縮ですが、ハイランダーの人は確かに、脱いでいるイメージがあります。
夢蔵:なんだろう……。海外プレイヤーの場合、オートランを使って脱ぎながら歩いてくるんですよね。器用ですよね。
次第に海外DCと日本DCで同じことをやってることに気付いて、日本DCに戻ってきました。
──理想とする美女像に種族のこだわりはあるんですか?
夢蔵:うーん、とても難しい質問ですね。担いで散歩したいので出来ればララフェルがいいですね。
──ララフェルを追いかける動画ありましたよね。
鹿威しは、用法容量を守って正しくお使いください。 pic.twitter.com/pQxwbgqBjB
— 夢蔵🐾Yumezo (@yumezo14) 2016年3月4日
夢蔵:昔は良く追いかけていたものです。
以前はララフェルだった。
──やっぱり普段もララフェルを追いかけて遊んでいらっしゃるんですか?
失礼かもしれませんが、 夢蔵さんがその姿でバトルコンテンツで遊びに行っている姿があまり想像できないのですが……。
夢蔵:先日戦ってる姿を想像できないって他の人からも言われました(笑)。
たしかにコンテンツはあまりいかないですね。でも昔はレイド攻略もやっていました。大迷宮バハムート:侵攻編、真成編とか。
──その頃は服を着てたのでしょうか。
夢蔵:この姿で盛大にミスをしたりすると風当たりが普通の人と3倍ぐらい違うので、高難易度コンテンツに行く際はかろうじて紐がついた装備をしています。ですが、実は当時はまだハイランダーではなかったんです。ララフェル♀でした。
──てっきりハイランダー一筋で活動してるのかと思っていました。
夢蔵:気付いたんです。愛でられるより愛でる側にまわりたい。
猫大好きだけど猫になりたいわけじゃなくて猫を可愛がりたいといえば伝わりますか!?
──それが、結果ララフェルを追いかける動画に繋がるわけですね。
夢蔵:そういうことです。あれが1番目指していたものですよ。
「遊び」に全力な夢蔵さん。
──FFXIVっていろんな遊び方がありますが、バトルコンテンツに行かなくても遊べてしまうのが凄い点だと思っています。
夢蔵:戦闘しなくてもやる事沢山ありますよね。
──夢蔵さんを見ていると自分に合った楽しみ方を発見して、それを全力で楽しめるというのは凄い事だと感じています。
夢蔵:例えば、私の場合はグループポーズしてるだけで3時間とか経過してしまうんです。エモートって止めるタイミングのパターンを含めると1つのエモートでも何十パターンあるわけです。
面白い絵にするために面白いオブジェクト見つけたら、必ず近づいていろいろ試していると数時間あっという間ですよ!
──でも正直、その面白い絵にする為に試行錯誤している姿はとてもシュールなのではないかなと思うのですが。「あの人…… NPCに向かってずっとエモートしてる……」みたいになりませんか?
夢蔵:たまにフレが遠くから見てる時があって、割と恥ずかしい気持ちになる。
──そこは恥ずかしいんですね(笑)。
夢蔵:「おったんかい!」ってなります(笑)。最後の羞恥心ですね。
夢蔵さんの中で今一番HOTなエモート。
──夢蔵さんにとって今1番使えると思ってるエモートやグループポーズの機能ってありますか?
夢蔵:機能でいうと「水濡れ表現」!!!
──すみません、今日水場が用意できなくて……。
自分もFFXIVではハイランダーですが、ハイランダーは水があると入りたがる傾向があると思います。
夢蔵:息苦しくなったらグルポして濡らすから大丈夫ですよ。
やっぱりハイランダーって体を光らせたいんですよね。水場で土下座して体を濡らしながらチャットしてます。
日常におもしろさがある。
──今まで結構な数の動画をアップされてると思うのですが、どんな時にひらめくことが多いですか?
夢蔵:仕事中に思いつきますね。細かく言うと動画作成のアプローチは2つあります。
1つ目はよく動画を撮ってるので偶然撮れたものにBGMをのせるもの。
2つ目が仕事中によくFFXIVのBGMを聴いているので、集中力が切れたタイミングでこのキャラが頭をかけめぐるんですよ。
──あまり、集中力切れたくないですね……。全裸でスキンヘッドのハイランダーが頭をウロチョロしてきたら、そろそろ一服するかってタイミングなんですね(笑)。
夢蔵:今までどれだけ集中力切れてきたんですかね……。仕事はちゃんとやってますよ!
それでその時聴いてるBGMと頭の中のイメージをガッチャンコするのですが、その時クスッとしたやつを動画にしています。
──あの、ユメゾステップなんかもそうだったりするのですか?
ユメゾステップ pic.twitter.com/vJmIs5EWwq
— 夢蔵🐾Yumezo (@yumezo14) 2018年8月19日
夢蔵:それは、1つ目の「偶然撮れたもの」ですね。
面白い事って日常に転がってるから、その瞬間を逃したくないのでよく動画撮っています。忘れていることもあるけどそれを見ると思い出しますね!
昔のMMOとかのSSも残しているのですが、FFXIVのSSはテラ単位だから次元が違います。
──テラ単位はすごいですね。フォルダ1つ全部スキンヘッドのマッチョというのも一覧で見ると相当なインパクトでしょうね……。
夢蔵:素材の選択を増やすことは表現を増やすことにもなるから、撮れ高は大事なんですよ!
夢蔵とは何なのか?
──夢蔵さんって強烈な個性の塊だと思っているのですが、ご自身で自分のキャラクター性をどう認識されてますか?
夢蔵:人間と共に生きる事を決めた妖怪みたいなものですね。
活動や表現が特殊なのはわかっているのですが、コミュニティに受け入れられて活動するにはそこに溶け込む必要もあると思っています。
そのライフスタイルって人間に歩み寄る妖怪に近いのかなって思うんですよね。
ただ、表現も過ぎるとハラスメントになってしまうので、自分の中で「クレヨンしんちゃん」ラインという制限を設けていて、シモネタなどはそれを超えないようにしていますね。
ちなみに、「おぼっちゃまくん」はアウトです。
特殊な遊び方ですが、ロールモデルになれているのなら嬉しいとは思っています。
最後に、拡張パッケージ「漆黒のヴィランズ」が間もなくリリースのFFXIVに向けて一言!
夢蔵:「クレヨンしんちゃん」ラインを超えないように気をつけて一言言わないとですね!
期待してるものは沢山ありますが、思ったら何故か先回りして実装完了してること多いんです。
正直、ユーザーの需要みたいなものは既に把握してるぜ! みたいな感じだから「これやってぇ!」というのは個人的には少ないです。
むしろFFXIVは生活の一部になってしまっているので、あと50年ぐらい続いて欲しいです。なので運営のみなさん。長生きしてください。
──夢蔵さんありがとうございました。