FC DASAI LOGOインタビュー


FFXIVでは、ゲーム内に登場するNPCや自分のキャラクターを始め、衣装やヘアスタイルなどを真似て楽しむ『コスプレ』も盛んに行われている。プレイヤー間でも「FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL」(以下、ファンフェス)をはじめ、さまざまなイベント会場などでコスプレイヤーさん達の姿を見かけることも多いだろう。

だが、その美麗な姿ができあがるまでには、一体どれほどの苦労と努力が詰まっているのだろうか?

FFXIVのコスプレ衣装制作や造形を楽しむプレイヤーが集うFC『DASAI LOGO』のメンバーに話を聞いた。

2015年ニコニコ超会議 超コスプレコンテスト:最優秀賞

葵きつね:「葵きつね」です。2015年コスプレコンテスト最優秀賞受賞後、コスプレイヤーだらけのFCのマスターを務めています。YouTubeやWEBサイトでもFFXIVコスプレについて布教しています。

[こすギルド。]
[葵きつねのコスプレ楽屋話]

2016年ファンフェスティバル コスプレコンテスト:最優秀賞

かずさ:「かずさ」と申します。Elemental DCにメインキャラを置いて活動しております。
2016年ファンフェス後からこちらのFCに加入させていただいたので比較的新参者ですが、たくさん遊んでいただいたり、衣装作成時に叱咤してもらっています。1着あたりの衣装制作期間が長すぎて年間コスプレ回数は少ないのですが、年に1、2着作成し、FFXIVの衣装作成数は8着ほど。
元々は布系衣装が得意だったのですが、いつのまにか造形メインになってしまいました(笑)。
今日はよろしくお願いします。

[衣装制作まとめ]

2019年ファンフェスティバル コスプレコンテスト:最優秀賞

しあ:「しあ」と申します、メインはGaia DCです。FFXIVのファン活動はSS加工から入ったのですが、第1回ファンフェス開催を機にFFXIVでもコスプレをやり始めました。だいたい1年に1着程度で5着ほどコスプレをしました! 自キャラのメイン衣装(レインディアアタイア)のコスプレは永遠にやらないと思います……!

[Cian’s costume]

2016年ニコニコ超会議 超コスプレコンテスト:最優秀賞

ベガ:「ベガ」です。Bahamutワールドで遊んでおります。攻略が大好きで、ストーリーをぶっとばして敵に殴りかかる脳筋です。最近メインストーリーを読み返してます。FFXIVコスプレ衣装作成は10着ほどです! 得意分野は染色です! よろちくちゃんどんごん!

[ちゃんベガチャンネル!]

 

コスプレギルド「DASAI LOGO」結成のきっかけ。なぜ “ダサイ” って名前なの?

──本日はお集まりいただきありがとうございます。
FC「DASAI LOGO」にはどんなコスプレイヤーさんが集まっているのか、聞かせてください。

葵きつね:2014年開催の「ニコニコ超会議3」で、初開催のコスプレコンテスト(以下、コスコン)に出場していたメンバーが中心となって結成されたグループです。
このメンバー達なら、日本では馴染みのない「NPC以外のコスプレ」について語れるという安心感も相まって、どんどん絆が深まっていったという経緯があります。

──FC結成のきっかけはそこだったんですね。日本では馴染みのない「NPC以外のコスプレ」というのは、海外では割とメジャーなのでしょうか?

葵きつね:はい。海外では自分のキャラクターのコスプレ文化が根付いています。

──そんな文化の違いがあるんですね……知りませんでした。

葵きつね:日本だとほぼなくて、吉田P/Dが「自分のキャラクターのコスプレ文化をもっと広めて欲しい」って言っていたんです。だから吉田P/Dも、無理やり色々なコスプレさせられてるみたいですね(笑)。

しあ:FFXIVコスプレイヤーさんは、大きなイベントではない限り、あまりお会いする機会がないんです。自分のキャラクターよりNPCキャラクターのコスプレの方が認知度もありますし、気付いてもらいやすいですよね。

──「自分のキャラクターのコスプレ」って、自由にキャラクターメイク出来るFFXIVみたいなゲームならではですしね。

葵きつね:そもそも日本にはMMO文化があまり浸透していないですからね。

──ほぼ日本人のコスプレイヤーさんしか拝見したことがないので基準が分からないのですが、確かにNPCのコスプレをしている方を多くお見かけする気はしますね。

葵きつね:あとは「キャラクターになりきる」っていう部分がコスプレの基礎みたいなとこありますからね……。

ベガ:推しだね、推し。

しあ:私はTwitterで葵さんをお見掛けして、声をお掛けしてから仲良くしていただいています!

──しあさんは、後から合流したんですね。

葵きつね:コスコンが定期開催になり、第2回・3回と回を重ねるごとにFFXIVプレイヤーも増え、コスコンへの参加者も多くなりました。そんな中、あるメディアの記者さんと仲良くさせていただいたのをきっかけに、FC「DASAI LOGO」が半ばジョークを交えて結成されたんです。私がマスターにさせられました(笑)。

──ずっと気になっていたのですが、なんで「DASAI」というネーミングなんですか?

葵きつね:第1回ファンフェスのコスコンで、詩学(ガーロンド)装備のコスプレ参加でファイナリストに残ったんです。その際にアピールポイントを聞かれ、うっかり「肩のオレンジマークが ダサイ」って言ってしまって。
モルボルさんに「おやおや~~? 装備を作ったデザイナーが審査してますよぉ?」って言われてしまったんです。

ベガ:詩学装備についているオレンジのマークです。

葵きつね:ニコニコの配信でも「ダサイ」「ださい」ってコメントがすごくて(笑)。よく言ってくれた! みたいな(笑)。

──否定できません(苦笑)。

葵きつね:本当に、なぜオレンジなのか……。全体のカラーリングは青系なのに(笑)。

しあ:「なんでそのマークなの?」って吉田P/Dに質問してみたい(笑)。

葵きつね:ほんとね……。

──ぜひ答えてもらいたいですね。今までに質問した人っていないのでしょうか……。

葵きつね:ガーロンド・アイアンワークスの社員は、ちゃんと生地の色に合わせて透過されたロゴなのに……。物申した人はいなそう(笑)。

──しかし、まさかの詩学装備のダサイマークがFC名の由来だったとは……納得がいったような、悲しいような気分です(笑)。

葵きつね:それ以降、いろんな人に「あ~、ダサイって言った人ね!」って認知されることに(笑)。ネタにされて……FCまで作られちゃって(苦笑)。みんなメインDCはバラバラですが、サブキャラを作ったり、メインを移転したりして、現在30名を超えるメンバーが集まっています。
普段からみんな仕事や衣装制作、メインキャラの遊びで忙しいので、半年くらいを目処にFC内イベントや、ユーザーイベントを開催しています。ゲーム外でも『Discord』(VoIP フリーソフトウェア)を中心に、お互いの衣装制作について意見を交換したり、リアルイベントの参加や、オフ会について楽しく雑談しています。

──今日インタビューに答えてくれている4人は、みんな自分たちで着るものを作る「造形」を楽しんでいらっしゃるコスプレイヤーさんですが、メンバー30人全員同じように作ることを楽しんでいるコスプレイヤーさんなのでしょうか?

葵きつね:一部カメラマンさんなどもいますが、ほぼそうですね。

かずさ:雑用王もいるね。

葵きつね:(笑)。

 

細部まで作りこまれたパーツにも注目! 衣装制作ってどうやってるの?


──コスプレの衣装をそれぞれ制作していく上で、衣装の素材選びはどういった風に決めていくのでしょうか? このコスプレ衣装を作る時に、こんな素材で工夫したなどのエピソードがあればお聞かせください。

かずさ:私は、装備が修理できるクラフターの職業を参考にして素材を選んだりしています。

──すごくリアルですね。

かずさ:さすがに甲冑や鍛冶などは無理ですが、革細工=皮系、裁縫=ベルベット、綿など、再現するにはちょうどいいかなと思い参考にしています。あとはお財布と相談です。

ベガ:お金だいじ。

──かずささんは今年のコスコンで審査員をやっていた時に、重厚な鎧を身につけていたのが印象に残っています。

かずさ:鎧などの造形の土台はリアラボード、コスプレボード、PH9、サンペルカなど色々ありますが、基本的にウレタン素材のボード状の物を使用し、作成した型紙を元に凹凸やカーブなどを付けつつ、立体的に組み立てていきます。

 

かずさ:土台を作ったら、私はGボンドと呼ばれるもので合皮やエナメルなどの装備にあった布材を貼りますが、塗装して作成する方も大勢いらっしゃいます。
塗装の場合は下地(ジェッソと呼ばれる画材や、専用の造形下地など)・トップコートと、結構な塗り作業が待っています。
私は塗装などの乾燥が待てないせっかちな性格なので布貼りの手法で行っていますが、塗装、布貼り、それぞれで質感なども変わってきます。良いところもあるので、ディテールを再現するにあたり、使い分けるのもいいと思います。

──スチレンボードやウレタンボードを使うのですね、造形美術の世界ですね。やはり重さなども重要でしょうし、諸々考えると使う素材は絞られてくるのでしょうか。

葵きつね:スチレンボードは使わないですね。(スチレンに似ている)スタイロフォームかな? ウレタンが主ですね。部位によって使い分けています。

かずさ:ウレタン系ですね。中には100円ショップなどに売っているお風呂マットを刻んで作る方もいるそうです(笑)。

ベガ:リアラボード(ライオンボード)、コスプレボードなどなど。

しあ:海外のコスプレイヤーさんは塗装する方が多いですよね。

──作る側が実際やってみて、試行錯誤している感じがよく伝わってきます。一筋縄じゃ出来ないですね。選択肢はいくつかあるけど、作っていくうちに自分にとって扱いやすい素材が分かってきそうですね。

葵きつね:トライアンドエラーですね。

──1つの衣装を作るのにどのくらいの時間を掛けていらっしゃるんですか?

葵きつね:鎧か布かでも変わりますね……。

かずさ:制作期間は人により作業に割ける時間が異なるので、一概にどれくらいかかるかというのは出しづらいですよね。

しあ:1日にがっつりできる時と、出来ないときもありますもんね。

ベガ:生活環境でまた変わりますもんね。

──ベガさんと葵さんの制作スピードが異様に早いのは知っています(笑)。

葵きつね:雑なだけです(笑)。FFXIVの装備は布でも装飾が異常に多いので時間がかかりますが(笑)。あとは寿命を削る。

──ベガさんは、フォルドラの衣装を1週間くらいで作っていた記憶が……。

ベガ:あれは死の淵を見ました(笑)。見えないところはもう……見せられないよ!

しあ:葵さんの詩学装備は時間かかったんじゃない?

──葵さんが、時間がかかるっていう期間ってどのくらいなんでしょうか……。

葵きつね:詩学は240時間くらいかな……半年といっても、1日1時間作業するのと、1日10時間作業するのでは変わりますからね。


(こすギルド:過去の制作衣装より。撮影:うずらさん)

──みなさんがっつりFFXIVをプレイされている4人なので、ゲームしつつ私生活しつつ、衣装を仕上げるというのは改めてすごいと思います。

葵きつね:仕事して、ゲームして……衣装を作って……。寿命も縮みます。

ベガ:「僧侶かな?」ってくらい、何かしら削ってるよね(笑)。

 

全てはFFXIVへの愛ゆえに……。こだわり抜かれたシルエットは、もはや工芸技術。

──「この衣装を作ろう」と思うきっかけや、実際に衣装を作る時に気をつけている事はありますか?

ベガ:愛ですね。好きという気持ちにまっすぐになりすぎた結果です。
スカートの膨らみなど、衣装のゲーム内の動きにできるだけ近づけられるように気を付けています。理想はゲーム画面から出てきた感じ。
私の場合、FFXIVのコスプレ衣装は何1つ似ているものがなくて、毎回なにかしらの初挑戦が発生しています。それを乗り越える力が必要になります。ですがそれも愛で乗り越えます。

──シルエットの再現って、裁断や縫い合わせにも関わってきますよね。特にベガさんが作ったアナンタ族の衣装は、実際の人間が着ているシルエットが見本ではないので、製図しづらいと思います。

ベガ:アナンタ族のコスプレ衣装の下半身は試行錯誤して生まれましたけど、あんなの作ったこともなかったので、てんやわんやでした(笑)。

しあ:アイデアがすごかった!

かずさ:あれはすごかった(笑)。

ベガ:私は裁縫は習ったことがなくて、毎回Google先生に聞きながら作業してるので、スパーーンと型紙が思い浮かぶ人は羨ましいです!

──アナンタ族の衣装の下半身の柄は、ご自身で染色したとお聞きしました。

ベガ:そうなんです。あれは元は真っ白い布でした。2回酸性染料で染めて、そのあと布用の絵具で描いています!

しあ:ベガさんは模様を描いたりするのがすごく上手ですよね! 侍の衣装の時もすごかった。

──愛がないと出来ないですよね。侍の衣装も、ゲーム内でのグラフィックと、実際の生地の赤の色が見たまま同じで、さすがだと思いました。生地のチョイスもみなさん本当に上手です。

ベガ:売ってないんだもん。

かずさ:売ってても絶対にサイズが合わないし……。

葵きつね:結局、体に合ってないと格好悪いですからね。ゲームのキャラの頭身と、3次元の等身が合わないので、そこの調節も腕の見せ所です。

──個人的に「布系の衣装は作ってみよう」っていう気持ちになるのは分かる気がするんです。
けれど「鎧系を作ってみよう」っていうチャレンジ精神がすごいなぁ思って完成品を見ていました。実物を見せてもらった折に細部が稼働するように作られていて「え???」って2度見くらいしました。

(指も稼働する細部の細かさ:かずささん制作の様子Twitter)

葵きつね:チャレンジング。それぞれが色んな部分にこだわって作っています。

ベガ:数学とか科学ですよね。

──造形美術というより、工芸技術の世界ですね。

しあ:伝統工芸っぽいですよね(笑)。

かずさ:沼にはまったら抜けられなくなりますね……(笑)。

──甲冑を作るのにツヤ有り/ツヤ無しの部分を表現したり、布染色したり、あっけに取られることばかりです。

しあ:でも今は、プロの造形師さんが講座を開いていますし、オカダヤさん(※)とかで素材をお試ししよう~っていうイベントなんかもあるみたいなので、みんなが同じように比較的ものづくりしやすい環境になってきていると思います。

※)コスプレ衣装に用いる生地も数多く扱う、服飾・手芸材料の専門店。

葵きつね:立体化するって難しいですよね……。でも、やる気があれば学ぶ機会は増えています。造形動画もたくさんありますし。

──DASAIさんでワークショップを開いたら、結構人が来そうな気がします。

葵きつね:開きたいなー。

 

作る側だからこそ気付く、FFXIVの衣装の細かいディテール。

──今まで「作ってみて面白かった! 大変だった!」など、印象に残るエピソードはありますか?

しあ:ファンフェスで2年連続で重装備系の衣装を制作をしたのですが、ヤフェーム装備については2回目の制作もあって期間はかかったものの、制作講座を受けに行ったりして勉強したんです。大変でしたが、作る気さえ起きれば2個目も作れそうです。

しあ:最初に制作したウルヴズ装備は、特殊な形が多かったのですごく難儀しました。特にフードは、前後に大きさの違うものが付いていて、ハイネックの首元から繋がっているという謎仕様になっています。型紙を残しているものの、どうやって作ったのか覚えていないくらい難航しました。たぶん2個目の制作は無理ですね……。

(PHOTO:KAZUMIさん @kazumicats)

 

──ウルヴズ装備の衣装は、すごく印象に残っています!

しあ:作ってみて面白かったのは、装備に付いているモチーフを「どんな由来で出来たのだろう?」と観察できたことです。アラガンヒーラーのネックレス部分は動物の形をしているような感じでしたし、面白いですよね! 鉄っぽい金属っぽい模様の解釈も人それぞれですしね!

かずさ:衣装の観察に数日かかるときもあります。あの頃はまだグループポーズの機能はなかっただろうし、良く観察したなーって思ってしまう……。

しあ:360度ぐるぐる回しながら見ますね~!

葵きつね:マネキンもなかったですからね……幻想薬を割るしかなかった(笑)。

しあ:コスプレ衣装制作中は幻想してましたね(笑)。

──ゲーム内で装備を見ながら作るんですもんね……。作る側だからこそ気付く細かいディテールってたくさんありそうです。

葵きつね:恐らく装備の制作デザイナーさんより見てますからね。「そんな部位あった?」って言われたこともあります(笑)。

──しあさんが作る重装備は、もはや素材に何を使ってるか素人が見ても全く分かりません……!

しあ:私はコスプレボードに合皮を貼って作りました!

──鎧系だと、皮貼りして作ってる人が多いのでしょうか?

葵きつね:半々くらいだと思います。合皮だと、どうしても重量が重くなってしまうので、それが嫌という人もいますね。

ベガ:私は最初は塗装派だったんですけど、貼り方をみんなから教わってからは貼り派になりました!

しあ:塗装だと、素材の使い込んだ感じの陰影を表現しやすいですよね! 合皮にエアブラシで陰影を付ける職人さんも多いです。

葵きつね:使い込んだ感じを出したい場合は塗装ですね。あとは家の環境とか……塗装に用いる有機溶剤で体調が悪くなったりする人もいますので、体に合う/合わないなども考慮します。

しあ:ボンドの臭いはすごいですからね。

かずさ:海外の方みたいに専用のアトリエが欲しい……。

葵きつね:作業用の倉庫とか借りたい。

ベガ:5000兆円欲しい……。

──今まで作ってきた衣装の中で「特にこの衣装に手応えがあった! 反響があった!」というものは何でした?

しあ:私はやっぱり、先ほどお話ししたヤフェーム装備の衣装かなぁ。海外のプレイヤーさんもたくさんコメントをくれたりしました。

かずさ:一番反響いただいたのは蒼天騎士の鎧かなぁ。初めての鎧にしては頑張れたと思います。

 

ベガ:私の場合は、やっぱりエタバンドレスですかね……。仕事が本当に大変で、毎日ちょっとずつ作って完成したものだったので、思い入れがあります!

かずさ:ここまで、みんな最優秀とったときの衣装っていう……。

ベガ:ステージで泣いたもん(笑)。

葵きつね:もらい泣きした(笑)。私は占星術師の天球儀ですね。3つの円盤が別の方向に回転するっていう天球儀のギミックを再現したんです。

──なんでそんなに装飾が細かいものを作ろうとして、本当に作ってしまうのか……(笑)。

葵きつね:愛ですね……!

 

FFXIVコスプレイヤーさん達の姿を見たい! どこに行けば会えますか?

──みなさんのコスプレが見られるイベントを教えてください! これから参加を予定しているイベントは決まっていますか?

葵きつね:「東京ゲームショウ」や「コミックマーケット」「ワンダーフェスティバル」「ニコニコ超会議」などが主ですね。関西ですと「ストリートフェスタ」、中部ですと「世界コスプレサミット」でしょうか。

──みなさん遠征もしていらっしゃるのですか?

葵きつね:関東組はあまりしていない印象ですね……。

しあ:地方民は東京に遠征しますね。

ベガ:住んでる地域がまちまちだからですね!

──なるほど。やはり東京近郊のイベントのほうが、FFXIVのコスプレイヤー勢が集まる機会が多いんですね。去年の「東京ゲームショウ」にもたくさんいらっしゃいましたね。

葵きつね:FFXIVのコスプレイヤーさんとなると、あとはやはりファンフェスですね!

かずさ:ファンフェスは聖地的なイベントですよ!

しあ:年々コスプレイヤーさんは増えてますよね!

かずさ:みんな今までどこにいたの? ってくらいいますよね。

 

最後に、拡張パッケージ「漆黒のヴィランズ」が間もなくリリースのFFXIVに向けて一言!

──FFXIVに対して一言、漆黒のヴィランズ発売に向けて「こうなったらいいな!」などの要望や、開発スタッフへの応援メッセージがあればお願いします。

葵きつね:Lv1のおしゃれ装備がリアル世界での制作難易度が高すぎるので、もっと簡単なおしゃれ装備を増やして欲しいです。やはり「いい装備だな!」と思うと、作りたいな! って思うので……。あと、おしゃれなメンズ装備を!

しあ:初期装備のような冒険者感が溢れる装備(アコライトローブやストライカー装備くらいの布感のあるもの)に期待してます! みんなが鎧装備にも挑戦できるように、程よい布感のものを!(笑)

かずさ:ファンタジーらしい装備が好きなので、雰囲気たっぷりの装備や男キャラ(主にファイター系)が着てもゴツくならず、スタイリッシュな装備がほしいです! 暗黒騎士はいいぞ!!!

ベガ:ヒーラーらしくないヒーラー装備が欲しいです! かわいすぎて着られないものが多い……。でもヒーラーに誇りを持っているので、ヒーラー装備を着たいです。

──『漆黒のヴィランズ』でも、たくさんの新しい装備の実装が予定されていますが、現状公開された装備に関して言うとAF装備は初心に戻った感じのシンプルなものが多いので、期待できそうですよね。

ベガ:楽しみ!

葵きつね:ですねー!

かずさ:期待大!

──みなさんの衣装の新作にも期待しつつ、インタビューを締めさせていただこうと思います。FC「DASAI LOGO」の皆さん、今日はありがとうございました!